お葬式やお通夜、告別式の喪主として葬儀全体を統括する方は、参列してくださった御親類や個人に縁のある方々に対して、挨拶を行うことが通例です。もちろんお葬式には必ずしも守らなくてはならないルールというものはありませんので、そのご家族の希望するスタイルにすることはできます。挨拶も必ずしも行わなくてはならないというものではありません。しかし、一般的に、お式に駆けつけてくださった故人の友人知人、恩師の方や職場の同僚の方々に対しては、喪主の方が挨拶をすることが多いです。
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社会に出て何年過ぎたころには、葬儀に参列する機会が少なからず出てくるでしょう。友人知人や学生時代の恩師、お勤め先の同僚や上司など、人間関係が増えていけばいくほど、葬儀に赴く機会は増えていきます。また、自分のご家族や御親族が亡くなり、親類縁者として葬儀を行う側になることも当然出てきます。自分が喪主となり、葬儀全体を統括することもあるでしょう。その際には、参列してくださった方々に対して、挨拶をすることもあります。
大切な家族が亡くなって通夜と告別式を行う際に息子や娘が参列者の前で挨拶をするのは普通ですが、最近は葬儀の挨拶を孫が行うケースも増えてきています。大好きな祖父や祖母に感謝の気持ちを伝えることができるため非常に人気が高く、全国各地の葬儀会社でもスタッフが挨拶を促すケースも多くなりました。もちろん希望しなければわざわざ挨拶をする必要はありませんが、祖父や祖母と最期のお別れになるので、伝えたいことがある場合は是非積極的に挨拶することを考えてください。
葬儀の挨拶は、葬儀会社の人にアドバイスをもらいながら作成していくのが普通です。なぜなら、通常の挨拶の文章とは少し気をつける部分が違うからです。言葉遣いにもいちいちマナーがありますから、それを知らずに文章を作ってしまうと、参列してくれた方にも違和感を感じさせることがあるかもしれません。あまりにも長くなりすぎるのも問題でしょう。できるだけシンプルに、簡潔な文章にするのがコツとなります。もちろん、忌み言葉は使わないようにするのがセオリーです。